ブギウギの世界へようこそ(Welcome to Bboogie-woogie World!)
地下鉄のホームで2分停車中 奈良のさくらのポスターから春
while stopping
at a metro station for two minutes,
two posters
of cherry trees of Nara
bring me spring
梅(馬場町)
日中は春の陽気になりましたね。この週末は
「ブギウギ」の世界(NHK大阪放送局)へタイムスリップしませんか。
生駒からだと、電車一本で行けちゃいます。
会期は明日、3月17日(日)までです。
谷町四丁目駅で降りて9番出口から地上へ出ると、
目の前がNHK大阪放送局です。
入口からすぐの一階フロアで朝ドラのセットを公開中。
花粉まみれのsnowdrop、まずは銭湯でひとっ風呂?
神棚とまねき猫とが守りたるはな湯の番台たれも坐らず
福来スズ子と村山愛助の家の井戸端でおしゃべりするもよし。
愛助のレコードコレクションを物色するもよし?
それとも、餅は餅屋、音楽は音楽家のお宅へ…
(羽鳥善一先生の家は、姉妹ブログでもリポートします)
羽鳥先生はヤマハの洋琴(ピアノ)で作曲をしますが、
じっくり机に向かう時は、文机に座椅子です。
明り取り窓はお月さまの形ですね!
室内に兎の置物が多いのは、羽鳥先生が卯年生まれだから?
モデルの服部良一は未年生まれですが…
(余談*snowdropが西洋音楽史を学んだ教授は
卯年生まれで、兎グッズを収集していました🐰
グレゴリオ聖歌もルネサンス・バロック音楽も
この先生の講義で教わりました)
NHKのHPによれば、羽鳥先生のイメージに合わせたのだとか。
そういえば兎は一羽、二羽と数えます(羽鳥と羽つながり?)。
レコードプレイヤー(右)のジャズ・ナンバーとセッション中?
8Kモニターブギウギオンステージ映像の音楽を聴きながら
レトロなポスターを眺めていると、まあぁ、羽鳥先生が!
すみませーん、コンサートの後でお疲れでしょうが、
ぜひツーショットを♡ ファンなんです♪
↓これらの衣装はバーチャル試着もできます。
女は海~♪(違
外へ出たら、法円寺遺跡の高床倉庫(復元)も見ておきましょう。
おお、谷町四丁目の駅舎はこの倉庫からデザインされたのですね?
時間のある方には高床倉庫の後ろの大阪歴史博物館もお勧めです。
(All Rights Reserved)
#
by snowdrop-nara
| 2024-03-16 12:16
| 芸
寺門と花々(gates and flowers of temples in Kamakura)
木の花の散るに梢を見あげたりその花のにほひかすかにするも 木下利玄
寿福寺
友の靴、友の本を真似びつつそれぞれ歩む道のはるけさ
imitating a photo of
a shoe given by a friend and
a book both of us love,
I think about
our long and winding roads
なつかしき京のみやこの寺の名の竹垣なれど雄々し鎌倉
(All Rights Reserved)
#
by snowdrop-nara
| 2024-03-15 20:15
| 旅
ひとすじの道(a long and straight road)
ブロ友さんのInstagramからお借りしました
二人なら墓地さまよふも怖くなし母のとなりに眠る実朝
'cause we are together
we are not afraid of
wandering in graveyard
searching for the grave of Sanetomo
who rests in peace beside his mother
鎌倉石は水性の凝灰質砂岩。
報国寺でみた足利家のやぐら(下)と同じく、
実朝と母政子の墓も岩を穿って造られています。
高浜虚子のお墓にもお参りしました。
宿泊しているホテル・ニュー・カマクラのそばには
虚子が校名を揮毫した御成小学校があります。
学舎だけではありません。
鎌倉には趣きのある家屋がたくさんあります。
川端康成の「山の音」が聞こえてきそうな…
抽斗をひとつ一つとひらくたび清方の眼のひきだしの開く
清方の日本美人とキューピーちやんわれも作らん和モダン短歌
鎌倉市喜多映画記念館でジェラール・フィリップのポスターを鑑賞。
鎌倉を舞台にした小津映画「晩春」と「麦秋」も思われます。
『チボー家の人々』の話をする青年と原節子が立っていたのは
北鎌倉駅でしょうか。
「麦秋」から(google search)
スクリーンへの寄り道から、鎌倉の街に戻りましょう。
いかにも古都らしい和建築の骨董屋さんがあるかと思えば…
きつねのトンネル(佐助隧道)を抜けたら、佐助稲荷神社だった? 🦊
(All Rights Reserved)
#
by snowdrop-nara
| 2024-03-07 12:07
| 旅
鎌倉の狐*利玄巡礼(Rigen Pilgimage4)
おまけ 🦊 Bonus
キツネ目の男ならざる狐面の男ありけりあぶらげ供へ
お稲荷の山の狐は死なせない寒施行せよニンジャホワイト
もひとつ、おまけ🥕
利玄があと20年長生きしていたら…
人参を二分の一本みぢん切りお酒と塩と一緒に釜へ
炊飯器のスイッチ入れて正月の残りのごまめ空煎りしましよ
オフの日のランチは古代羅馬風赤葡萄酒の炭酸割り(SPRITZER)を
(google search)
(All Rights Reserved)
#
by snowdrop-nara
| 2024-02-29 06:29
| 旅
富士の山*利玄巡礼(Rigen Pilgrimage3)
2月23日は富士山の日
七里ケ浜の犬
木下利玄「富士山へ上る」より(『一路』)
地球(ちきう)はめぐりけらしも起きて見れば澄みつかれたる星々の光
眼をはなつこの大傾きをこつこつと攀ぢつめしかもよ頂上にあり
大傾(なだ)れたよるものなきに足ふみ入れ山酔(やまよひ)頭痛堪へたへ下る
同日午後、東海道新幹線(京都行)からみた富士山
「白樺」唯一の歌人として活躍した木下利玄(1886-1925)。
旅行詠も多く、富士に登ったり山の湯に入ったり九州の海を見たり。
気宇の大きな骨太の歌も多くて、うれしくなります。
学習院在学中に、瀧精一の日本美術史の講義を熱心に学んだ彼は
高野山阿弥陀聖衆来迎図の展示(東京国立博物館)を見逃さず、
古美術の宝庫たる奈良や京都も繰り返し訪れています。
春日大社藤浪之屋 (2016年)
木下利玄「宵宮の燈籠」より(『一路』)
吾嬬(あづま)はもはぐれぬやうによりそへり宵宮詣での人出のなかに
春日山宵のともし火燈籠の障子にとろりまたたけり見ゆ
燈籠のいくつのあかりほのぼのと丹ぬり柱の円(まろ)みあかるむ
春日大社回廊(2016年)
利玄を慕ひてsnowdropの詠める
東(あづま)より来りて奈良をそぞろあるく歌人夫妻をもとめてゆかな
利玄にも健やかなる日々ありにけりしみじみ写すそのダイアリー
here are
calm and warm days
for Rigen, delicate poet
I copy a part of his diary
earnestly and keenly
利玄の日記より
(大正十年十一月二十七日、日曜、晴)
「昼前一寸照子と下の山畑を歩く。
(…)梅の二三輪を見た。
午後、玄、海岸へ出てみた。海おだやかに、
漁師が桶を波打ち際に洗つてをり、
砂地に西洋人の母が子を遊ばせてゐた。
夜、新しき村の為の本の原稿うつす」
富士山の日の三日後旅立ったブロ友は、山ガールでした。
若いころは登山をよくし、渡仏後もカレンダーなどで
日本の山を懐かしんでいました。
カレンダーをめくる傍らには必ず、愛犬のカシュ―がいました。
友の旅立ちの露払いのように、二ケ月前の28日に旅立ちました。
そのことを綴った友のブログ記事ほど心に沁みる
愛犬の追悼の文章を読んだことがありません 🐶
富士山と犬
いつからかカシューナッツも食べられるやうになつたの哀しいけれど
人間のカシューナッツより大きいね鳥の運んできた楝の実
けふは皮も剥いてくれたの栴檀の実は熟すまで毒があるとか
贈り主は君かい?
#
by snowdrop-nara
| 2024-02-23 18:23
| 旅
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